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食べる機能をあげる


「食べる」機能を発達させよう

ご飯を食べるとき、「口にためてなかなか飲み込まない」、「よくかまない」などの相談を受けます。
離乳が完了しても、咬み方、食器の使い方など、食べる機能を習得しなければ身体の成長、歯並びなどに影響が出てしまうことに。

「食べる」機能を発達させるために

食べる機能を上げるコツ

  1. テレビを消して、食事に集中させる環境つくり。
  2. いすの高さを食卓にあわせ、ひじが直角に載る高さにする。
  3. 踏み台を置いて、足を接地させて、姿勢を安定させる。
  4. 早食いをさける。
  5. 前歯で咬みとる習慣をつける。
  6. 一口の量を少なくする。
  7. 唾液が十分に出て、食塊をつくるために口を閉じて咀嚼する。
  8. 水分で食べ物を流し込まない。
  9. 食卓に水、お茶、などを置かない。

  1. うす味習慣で味覚を育てる
  2. 家族と一緒に食べる機会に、食べる楽しさを知る。

歯に安全なお菓子の選び方

歯に安全なお菓子として試験されているものとして、特定保健用食品のマークが付いているものや、トゥースフレンドリー協会の「歯に信頼マーク」が付いたものがあります。
これらを目安に、う蝕(むし歯)にならないお菓子を選ぶのも良いでしょう。

特定保健用食品マーク

厚生労働省ホームページ

歯に信頼マーク

トゥースフレンドリー協会ホームページ

虫歯になりにくいおやつのランク

虫歯になると、歯と歯の間が短くなるため、大人の歯が並ぶスペースに影響がでて、歯並びもわるくなります。(詳しくは歯並びが悪くなる原因へ)
虫歯になってから歯を治すのでなく、虫歯になりにくいおやつをあげましょう。
虫歯予防にはシーラントが有効です。4~5分で保険でできます。歯医者さんにお願いしましょう。

虫歯になりにくいおやつのランク

ランク1:
おせんべい、クラッカー、キシリトール入りのガムやお菓子、スナック菓子など。
甘味が少なくて、かみごたえもあり、顎の成長にも役立ちます。カロリーを考えておやつをあたえてください。

ランク2:
プリン、ゼリー、ヨーグルトなど。
お口に入れてもべたべた感が少なく、飲み込んだらうがい程度でも糖分がお口から無くなる様な素材です。

ランク3:
ドライフルーツ、ラクトアイス、マカロン、クリーム系のケーキなど。
歯ごたえがサクサク、サラサラしているため、ごくん、と飲み込むと案外お口の中の砂糖の停滞度のリスクはランク2より低いでしょう。

ランク4:
お団子、甘い和菓子、クッキー、チョコレート、タルト、味の濃厚なドーナツやケーキなど。
あめよりはいいのですが、やはり、お口の中のPHの環境を考えると、長めに砂糖が停滞しやすいので要注意です。
食べても良いですから、すぐに歯磨きをするなどの工夫が必要になります。

ランク5:
キャラメル、グミ、あめ、乳酸飲料など。
砂糖がお口の中に、最も長く滞在する虫歯の王様的なおやつです。

その上、あめは糖分が90%と高く、キャラメル、グミなどは歯にくっつくので、虫歯菌が酸を出しやすいです。
さらに、乳酸を含むおやつは当然、砂糖も含まれているため、酸の産生に拍車がかかりますので、できれば回数を減らす方が良いでしょう。

甘味について

食べ物の甘さ比べ

■赤ちゃんは生まれながら甘党

生まれてまだ数時間の赤ちゃんでも甘い液にはとても穏やかな顔を示し、苦い液にはいやな表情を示します。 赤ちゃんは甘さがわかり、しかも好きなのです。
お母さんのおっぱいにも乳糖という糖が約7%程度入っています。

これは砂糖よりは甘くない糖なので、砂糖の濃度としては1%程度のもので、かすかに甘いくらいです。

食べ物の甘さ比べ

果物甘いのベスト3

果物甘いのベスト3
※ 全糖とはしょ糖、果糖、ブドウ糖などからなっている甘味です。

焼き芋の甘さ

いまどきの甘味料

砂糖はとてもおいしい甘味料ですが、エネルギーになることとむし歯の原因になることが欠点です。それを補うために、いろいろな甘味料があります。

◆とても甘い甘味料:(低エネルギーになる)

アスパルテーム(砂糖の約200倍の甘さ)
ステビオシド(砂糖の約150倍の甘さ)

◆消化されにくい甘味料:(低エネルギーになる)

マルチトール
ソルビトール
オリゴ糖

◆むし歯になりにくい甘味料

キシリトール
パラチノース

甘さの濃さに気をつけよう

今は、いろいろな甘味料があるので、砂糖の欠点を補うことができます。だから、いくら甘いお菓子を食べても大丈夫なのでしょうか。
そのときは、エネルギーにならなくても、むし歯にならなくても、濃い甘さになれてしまうと、結局自然に砂糖の食べすぎをまねきます。
甘さはとてもおいしい昧ですから、ゼロにすることはよくありません。でも天然の甘さは10~15%くらいで、本来このくらいがおいしい甘さです。それに対して砂糖を使ったお菓子はいくらでも甘くできてしまいます。
子どもはおとなより甘いもの大好きですから、濃い甘さには要注意です。

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