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歯科矯正の治療後 歯が元の位置に戻ってしまうことがあります。咬む力が弱い、低位舌、態癖など、歯並びが悪くなった原因を改善し、後戻りをふせぎましょう。
子供の歯並びが後戻りを起こさないために、2つの大切な期間があります。
第一の時期・・・歯を移動した後、歯の根の周囲の骨が固まるまで歯を保定する必要があります。
床装置をそのまま約6ヵ月装着。
時間は夜間のみ装着。
リテイナー(保定装置)を装着する場合もあります。
第二の時期・・・歯科矯正終了後
歯科矯正終了後の後戻りの原因は、子供の咬む機能が正しく働いていない場合や口の姿勢が悪かったり、悪習慣が再発することが考えられます。
治療終了後も、咬合状態の定期検診を行います。
「口腔筋機能療法」にてトレーニングを行い、後戻りをふせぐこともあります
「口腔筋機能療法」にてトレーニングを行い、後戻りをふせぐこともあります。
大人の犬歯の生える前で、骨格性に問題がなく、14時間しっかり装置を装着した場合は2~3年でメインテナンスに入ることができます。
犬歯が生えたあとでは、歯の重なり具合により個人差が大きいです。
また、患者さんがネジを巻いて矯正していくので、患者さんの装着具合にも差があります。
床矯正は患者さんが主体となり、装着、床のネジを巻いて矯正を行うからです。
したがって、自分の体調に合わせてネジをまくタイミング、時間を調整できます。
また、装置だけで矯正するのではなく、食育、口腔筋機能療法など、ご家族との協力のもとに完成する矯正であるからとも言えます。
ほとんど痛みはありません。ネジをゆっくり回すことで歯と歯を取り巻く骨の間の組織(歯槽硬板)がゆるみます。
その柔軟性の組織のなかで歯が移動するため、痛みが出にくいといえます。
従来の矯正は歯を抜くことで出来たスペースに歯をならべますが、床矯正は床矯正装置により、歯槽骨という骨を拡大し歯を並べるスペースをつくります。
ですから、抜歯をする必要がありません。
1. 床装置・・・入れ歯によく似た装置で、幼児でも簡単に使用できます。
床装置の治療目的は
委縮した顎を正しい大きさに拡大します。
歯を正しい位置に動かします。
後退している下顎を前方に誘導し、移動します。
舌などの悪習慣の是正をします。
床装置は、基本的に一方向にしか移動ができません。
顎を広げる装置、歯を押し出す装置といくつかの装置を患者さんの状況に応じて、使用しながら治療を行います。
床装置の中にスクリューが装着されています。
何日かに一度、ネジを巻くことで、スクリューが移動します。
床が広がり、それに伴い顎も拡大されます。
歯も移動します。
2. 床装置とワイヤー
治療を開始した年齢や、症例により、床矯正の後の補助の治療として、ワイヤーによる矯正を行う場合があります。
発育不全の顎を正しい大きさに拡大することです。
顎が小さいままになっている原因は、咬む力が弱く咬む回数も少ないことにあります。
咬む力を強くするトレーニングを行い、良い顔にしていくことです。
しかしながら、床矯正にも欠点があります。
顎、歯を一方向にしか移動できないことです。
これにより、さらに良い顔にする為に必要な場合は、補助の治療として、形状記憶合金を利用したワイヤー矯正を行います。
利点は全ての歯を正しい位置に3次元的に移動できることです。
当クリニックは、初めからワイヤー矯正を行うのでなく、床矯正治療を行っております。
つまり、顎が拡大されているわけです。
そのため、歯を取り巻いている「歯槽硬板」という固い組織がゆるくなって歯が移動しやすい状況にありますので、ワイヤー矯正に伴う痛みも、ほとんどありません。
早期に治療を開始すれば、歯並びの乱れは少ないので、ワイヤーを使用する可能性は少なくなります。
基本的に可能です。
床装置を1日14時間以上入れる事ができる生活環境にあるかどうかが、歯科矯正を成功に導くカギになります。
骨格性の問題がある不正咬合は、無理なケースもありますので、一度カウセリングを受けられる事をお勧めします。
床装置には平行に広がるタイプと扇形に広がるタイプの2つがあります。
平行タイプは1日45度(半分)を1週間に2回巻きます。
ファンタイプは1日30度(1/3)を1週間に3回巻きます。
ケースによってネジの巻くペースが異なる場合がありますので、担当の先生の指示に従うようにしてください。
床装置の中にスクリューが装着されています。ネジを棒【キー】で巻くことで、スクリューが移動して、床が拡大して顎を拡げたり、歯を移動したりできるのです。
歯磨きをする時に床装置も歯ブラシを使ってきれいにしましょう。
歯磨き剤はネジ穴のなかを詰まらせるおそれがありますので、気をつけてください。
においが気になる時は、入れ歯洗浄剤を使用してください。
装置は繊細です。はずしたら、専用のケースに保管しましょう。
ポケットの中やティッシュに包むと紛失の原因になりますので、気をつけましょう。
奥のワイヤー(クラスプ)に両手の指をかけて装置をはずしましょう。
片手ではずすとワイヤー(クラスプ)が折れてしまいます。
前歯のワイヤーに指をかけてはずすと変形したり、壊れたりしますので、気を付けましょう。
噛んで装置をはめないでください。破折や変形のおそれがあります。
はめた後は、床の部分をしっかり指で押して、入っているか確かめましょう。
装置がはずれやすくなったら、調整しますので必ず来院の予約をしましょう。
体調が悪くて、装着するのがつらい時ははずしておきましょう。
1日つけていなければ、90度を1回、2日なら90度を2回というように、入れていなかった日数だけ、90度巻き戻してください。
それでも合わない場合は医院で合わせますので来院してください。
装置を合わせたら、その次の日から毎日90度ずつ、巻き戻した回数分だけ巻きましょう。そのあとは元のペースで巻いていきましょう。
食事、歯磨き、英語、国語、音楽などの発音障害を生じる場合ははずします。
それ以外はできるだけ装着します。
小学校低学年の子やどうしても学校につけていきたくない子は家に帰ったら、すぐに装着しましょう。
寝ている時間を含めて12~14時間以上の装着がきれいな歯並びにするためには必要です。
中学生以上の人は学校でも装着しないとこの時間を満たすことは困難です。
痛みは我慢しないでください。調整できますので無理に装置を入れないで、ご来院ください。
また、お子様の場合は大人の歯が下から生えてきて、装置が合わない場合も痛みを生じます。
この場合も早めに調整にいらしてください。
ワイヤーを調整すると治ることがほとんどですので、我慢せずに早めにご来院ください。
修理いたしますので、お電話にてご予約ください。
その場で修理可能な場合と、割れ方により再製の場合があります。
再製の場合は、装置ができるまでの何日かはリテーナーを製作しますので、お時間に余裕を持ってご来院ください。
修理いたしますので、装置をお持ちください。
それまで、お口の中に入れておいても問題なければ、後戻り防止のために入れておいてください。
型どりをして、再製作いたします。
なるべく早くご来院ください。
歯科矯正にはいろいろな種類がありますが、床矯正による歯科矯正はあごを広げて歯が並ぶスペースを確保して、歯並びを良くしていく方法です。
したがって、床矯正装置をはずしている時間が長いとあごの大きさ、歯並びが後戻りして、装置が合わなくなります。
床矯正装置のネジを巻き戻して合わせてみてください。半日なら45度巻き戻してください。
巻き戻した分は30~1時間後に必ず巻きなおしましょう。
床矯正装置を入れている時間が短い場合も、合わなくなることがあります。
子供さんに最低でも12時間~14時間は装着してもらってください。
床矯正による歯科矯正の成功のカギは、子供にできるだけ長く床矯正装置を入れてもらうことです。
長く入れていると床矯正装置が口腔によくフィットします。したがって、あごの拡大や歯の移動がスムーズに進みます。
子供の歯並びが早く良くなり、歯科矯正終了後も後戻りも少なくなります。
ネジを巻くタイミングが悪い場合もだんだん浮き上がることがあります。
ネジを巻く前は1時間以上つけておきましょう。
巻き戻した分は30分~1時間後に必ず巻きましょう。床矯正装置がお口のなかに合っていない場合、
右側の床を押せば左が上がり、左側の床を押せば右が上がります。
この場合も歯科矯正がうまく進まない、歯並びが後戻りする原因になりますので、早めに歯科クリニックにご来院ください。
床矯正装置の修理、もしくは再製になります。