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子供の矯正

子供の矯正は各年齢によって内容が違ってきます。

乳児期: (0才~2才)

ハイハイする女の子の赤ちゃん

お母さんの母乳を飲んで、やがて離乳食となります。赤ちゃんが舌の使い方を学ぶ一番大切な時期といえます。舌のポジション、動かし方が歯並び、あごの成長に大きく関与します。

高齢者の誤嚥性肺炎になりやすい、なりにくいのも舌の動かし方や嚥下がポイントになるため、お口の機能を上げることは歯並びだけでなく、健康にも大切であることが言えます。

お母さんの母乳を赤ちゃんはお母さんの乳首を舌と上顎ではさんで絞るようにして飲むと舌の力や機能が整い、上顎に陰圧が加わりお鼻や上顎の成長を促します。それに対して哺乳瓶の使用が多いお子さんは舌の力が弱く顎の成長に影響を及ぼします。したがって、離乳食も少しずつ固さを出して無理なく捕食できるように、舌や顎を食育で正しい機能と発育に導きましょう。前歯でかじり取り、舌で上顎に食べ物を押しつぶして食べるようなイメージです。

幼児期:(2才~5才)

女の子

乳歯がすべて生えそろいます。この時期の食育や生活習慣から不正咬合になることがあるため注意が必要です。

例えば食事中のテーブルにお茶やお水があると、食べ物をよく噛まずに流し込んだり、丸のみしていないか注意しましょう。また、おやつも自分の好みが出やすいため、なるべく砂糖を含まない自然の甘味を選び、だらだら食いにも気を付けて虫歯にならないようにすることも大切です。歯の隣接面が虫歯になると乳歯が移動して不正咬合、歯肉炎が起こりやすくなります。

乳歯がすでに叢生の場合はまだ、お母さんの固いものや大きく食材を切るなど食育で顎を育ててもらえれば、乳歯と乳歯の間にスキマができて永久歯という大人の歯がちょうど良い位置に生えてくる確率が高くなります。

矯正が必要な場合、例えば受け口、レントゲン検査などで永久歯の幅が大きく斜めになっていたり、生えるスペースがないとわかった場合は床矯正をお子様とコミニュケーションがとれる4才ころから始めることができます。

お弁当を食べながらおどける幼稚園児

ガムトレーニング、タッチスティックなど口元に影響を与えるくせや舌のくせを治すバイオロジカルなトレーニングも始められます。この時期は永久歯が並ぶために良い顎の発育に努めましょう。

小学校1年、2年生

新一年生の女の子(桜)

乳歯と生えかえる時期で、口の中には乳歯と永久歯の両方がある状態です。お母さんがお子様の歯並びがおかしいと相談に来られるのが多い時期でもあります。

幼児期に前歯で大きな食べ物をかじり取ったり、奥歯で回数多く食べ物を咬まないお子様は前歯がガタガタの叢生になりやすいのです。前歯だけが永久歯であとは乳歯の場合、一番矯正治療の開始に最適です。

なぜなら装置も費用も少なく、本人も塾などの時間的な負担がないため、スムーズに矯正治療に入ることができるからでもありま。・・・口元、舌のくせを取り除く、あごの成長を促す治療を行います。

上あごは8才くらいでほぼ成長の80%が完成します。あごを広げる治療は混合歯列期にはとても有効です。虫歯にならないようにお口の管理もしっかり行いながら、楽しく矯正を進めていきましょう。ここでポイントになるのは、犬歯が生えるまでに上下の前歯を歯科矯正で整えておくことで、奥歯の乳歯が永久歯に交換するときに並びやすく、比較的治療が簡単になるためです。

小学校3、4年生

芝生広場でシャボン玉遊びをする女の子

さらに乳歯が抜けて永久歯が生え変わる時期です。矯正治療に良い時期です。場合によっては犬歯が生えてくるお子さんも見かけられます。

矯正治療を始めるにあたり、お子さんが一番最初に乳歯が生えた時期が重要になります。

なぜなら、身体の発育も犬歯の萌出も時期的に早いか遅いかは乳歯の萌出の速さに比例するからです。食育、バイオセラピーも一緒に力を入れて矯正治療を良いものにしていきましょう。

小学校5、6年生

笑顔の女の子

顎の成長のピークも過ぎて、永久歯への交換もどんどん進んできています。

また、中学校受験など塾通いと、矯正治療を進めていくには環境もデリケートな時期です。本人の歯並びを治したい意志によって治療に大きく差が出てしまう時期でもあります。

ご家族の食事などの協力、装置の装着時間などお子様をサポートして真面目に取り組めば、成功につながると思います。

中学生、高校生

永久歯の奥歯(第二大臼歯)が生えてきて、口の中が永久歯だけになった時期(中学生~高校生期)

図書館の少女

床矯正の器具で顎を広げて、バイオセラピーのトレーニングも集中的に行います。その経過をみて場合によっては本格治療と呼ばれる治療に入ります。永久歯に矯正器具をつけて、ゆっくりと歯を動かしていきます。

当クリニックでは歯を抜いて歯並びのアーチを狭くしてワイヤーで並べてしまう矯正は、ぜんそく、気道の狭い、耳鼻科関係の疾患を持っているお子さまには、向いていないと考えています。
それは、その矯正により舌の位置がより後ろに移動してしまうことで、呼吸や気道に影響が出てしまうためです。

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