立川市柴崎町の小林歯科クリニックは予防歯科・歯周病治療に取り組んでいます
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Q12 下の前歯が重なってきた、または前方にずれてきた原因は?

歯並びは一生の間に、生理的、病的に変化します。特に親知らず萌出力による前方への力は強く、その影響により、下の前歯が重なってくる場合があります。

歯周病にかかった前歯が前方にずれることもあります。

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おしゃぶり癖が及ぼす影響

育児中のお母さんやお父さんの中にはお子さんにおしゃぶりを与えている人も多いのではないでしょうか。最近ではデザインがおもしろいおしゃぶりや、首から下げるひものついたおしゃぶりなども販売されているようです。
では、おしゃぶりは歯並びなどに影響はしないのでしょうか?

おしゃぶり

一般的に言われているおしゃぶり使用のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • すぐに泣きやむ
  • すぐに眠る
  • 落ち着く
  • 親の子育てのストレスが減る
  • 機嫌が良くなる

などがあります。
おしゃぶりを与えると鼻呼吸になるので、アレルギーや喘息になりにくいなどの意見もあるようです。

デメリット

  • 長期間の使用で噛み合せが悪くなる
  • なぜ泣いているのか考えないで使用する
  • ふれあうことが減る
  • 言葉をかけることが減る
  • 発語の機会が減る

6ヶ月ぐらいの乳児になると興味があるものなどなんでもお口へもっていってしゃぶるようになります。この行動は、手と目の協調運動の学習だけではなく、いろいろしゃぶることにより味や形、性状を学習しているのです。
しかし、おしゃぶりを使用していると手でつかんだものをお口へ持っていくことが出来ず学習の機会が奪われることになります。
また、一度使用すると長時間にわたり使用する傾向があります。
そのため、発達に必要な機会が失われるのではないか?という意見もあるようです。

おしゃぶりの癖による歯並びへの影響

1.開口
奥歯で噛んでいるのに前歯では噛んでいない状態。
口が閉じにくかったり、上手くものが噛めないことがあります。

2.上顎前突
前歯のみが前突している状態。一般的に出っ歯と呼ばれています。

3.乳臼歯交叉咬合
上の歯列の幅が狭くなり奥歯の咬み合わせが横にずれる状態。鏡で見てみると上下の前歯の真ん中がずれています。
おしゃぶりが歯並びに影響するのは、乳歯が生えそろい、乳臼歯交叉咬合や開口などの噛み合せの異常が存続しやすくなる2歳半ぐらいから3歳以上になってもおしゃぶりを使用している場合です。

歯並びの面から考えるとおしゃぶりはできるだけ使用を避けたほうがよいといわれていますが、もし使用するのであれば次の点に注意しましょう。

  • 言葉を覚え始める1歳を過ぎたぐらいには常時使用しないようにする
  • 遅くても2歳半までに使用を中止するようにする
  • おしゃぶりを使用している時も一緒に遊んであげたり、声をかけてあげたりして親と子のふれあいを大切にする
  • 泣いているからといっておしゃぶりを使用して泣き止ませる手段にしないようにする
  • 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない時は、かかりつけの小児科医に相談するようにしましょう。

おしゃぶりを長期間使用するのと同様に、指しゃぶりを3歳から4歳を過ぎても続けていると歯並びが悪くなったり、発音に影響がでてきたりします。
子供にとってよい環境を作ってあげ、外遊びなどで社会性を豊かにすることで3歳ぐらいまでには指しゃぶりも卒業することが好ましいでしょう。

子供の歯並びについてもご覧ください>>

子供の歯並び

子供の歯(乳歯)は全部で20本あり、最初の歯が生後6から7ヶ月で生えてきます。最近の乳幼児の検診では、正常な歯並びの幼児は少ないといい、中には乳児のうちから問題がある場合もあるそうです。乳歯の並びが悪いと永久歯にも 影響するといわれています。

歯並びの悪い原因は?

歯並びの悪い原因を二つに大きく分けると、環境的原因と遺伝的原因になります。環境的原因としては基本姿勢の悪さや食べ物、運動不足が原因の子供の低体温化があげられています。また子供のジュースやお菓子などの糖分の取りすぎにより、カルシウムの活性が妨げられ、歯が弱くなります。

以前は良く咬むことで自然と矯正されていたものが、柔らかい食事を摂取することが多くなり噛む必要が減ると、顎が十分に発達せず顎自体が小さくなりきちんとした歯列で歯が並ばなくなります。また赤ちゃんの時の長期間指しゃぶりを続けることによって、指で歯が押され、上下の噛みあわせが悪くなってしまいます。

遺伝的原因としては、両親に体系や顔の形が似るように、あごの形、歯の本数や大きさも遺伝します。あごの大きさに対して歯の大きさが大きかったり小さかったりすると凸凹が生じる原因となります。もともと歯の本数が少なかったり多かったりしても正しい歯並びや咬みあわせが得られなかったり、下のあごがバランスよく成長していないと受け口や出っ歯を引き起こす原因となります。

歯並びが悪いとどうなるの?

◎良く食べ物を噛むことができません。
歯並びが悪いと前歯や奥歯でちゃんと食べ物を噛むことができないので正しく強く咬むことが出来ません。丸飲みになることも多く、消化器官への負担も多くなります。

◎発音がしづらくなります。
特定の発音 主に、サ行やタ行が発音しづらくなります。

◎「虫歯」や「歯周病」になりやすくなります。
歯並びの悪さから、歯磨きの時、口のすみずみまでキレイに磨くことが難しくなり磨き残しが多くなります。また虫歯を予防してくれる役目を果たす唾液の自浄作用の低下も考えられます。

◎顎関節症になりやすくなります。
歯並びが悪いと、正しく咬むことが出来ません。すると顎の関節や筋肉に負担がかかり、その結果顎が痛くなったり、口を開けられなかったり、関節の音がなったりします。

◎顔のバランスが悪くなります。
歯並びが悪く、バランスの悪い噛みかたをしていると出っ歯や受け口が悪化します。
特に子供は軽い受け口であっても成長過程で症状が悪化することがあります。

◎頭痛・肩こりの原因になります。
噛み合わせが悪いとバランス良く歯を噛みしめることができません。これにより筋肉が悪影響をうけ頭痛や肩こり、姿勢の悪化などを引き起こしたりします。

◎心理的コンプレックスをうけやすくなります。
歯並びが悪いことや、出っ歯 受け口はからかわれたり、口を大きくあけて笑えないといったかなりのコンプレックスになります。人前で笑えない=笑顔に自信が持てないことは自分自身にも自信が持てなくなり、おもいっきり笑いたいときも気になって手で口をおさえてしまったりするようになってしまいます。

歯並びがキレイになると、噛み合わせや見た目の 改善だけでなく、こころまで笑顔になることでしょう。一度、お子様の歯並びについて注意してみてはいかがでしょうか?

子供の歯並びは、乳歯が生える時期から永久歯に生え替わり完了するまで長期にわたり観察していくことが必要です。
お子様の歯並びになにか問題、疑問がある場合は、専門医で相談することをお勧めします。

予防歯科とは

もっと早く歯科に行けば良かったなあ

歯や歯茎が痛くならないと、歯科医院には行く気にならないですよね。

歯医者さんから、もう歯を抜かなければ痛みは取れませんと、もし言われたらあなたはたぶん、こう思われるでしょう。
もっと早く歯科に行けば良かったなあ。

■フッ素について(フッ化物応用)

■治療の流れ

■定期健診のすすめ

■メインテナンス、PMTCのおすすめ

■電動歯ブラシ、音波歯ブラシ、超音波歯ブラシの違い

■電動歯ブラシのタイプとみがきかた

■歯周病タイプの予防方法

■お口の健康管理のポイント

日本とアメリカの現在歯数比較(8020推進財団)

グラフ(8020推進財団)

日本では80才の方の平均残存歯数は、6、8本しかありません。
予防歯科が進んでいるアメリカは15本、スウェーデンでは、なんと19、5本と3倍もの数が残っています。
なぜこれだけの差が開いてしまったのでしょうか?
海外の国々では、歯並びの良し悪しがその人の育ちの良さや教養を表わすといわれています。

そして、歯並びは外見だけでなく食事や呼吸に関与して、免疫を上げ健康を維持することを認識して、家族で取り組んでいます。

予防歯科において小林歯科クリニックでは、歯や歯茎も含め、身体の健康の維持のお手伝いに努めています。
日本にはまだまだ、定期的にケアする習慣が定着していません。

国際化が進む今、健康で美しい歯、歯並びを作る大切さが必要とされてきています。

小林歯科クリニックの予防歯科とは?

  1. フッ化物応用
  2. オクルーザーによる咬合力検査
  3. 位相差顕微鏡によるお口の細菌検査
  4. シーラント
  5. PMTC
  6. 態癖のチェック
  7. 再石灰化療法
  8. 歯のクリーニング、定期健診

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歯並びが悪い原因は?

並びがよくないと見かけもよくないですし、気になりますよね 。
その他にも、歯並びが悪いと発音が悪くなってしまったり、歯の大切な機能である “噛む”という機能を充分 に活用することができません。
また、歯並びが悪い為に、ブラッシングをしても、歯ブラシの毛先が行き届かなかったり して、磨き残しができて虫歯、歯肉炎、歯周病になりやすくなってしまいます。
では、歯並びが悪くなる原因は何なのでしょうか?

1、遺伝的なもの

顔や、体型が親に似てくるのと同様で、顎の大きさや形も遺伝によってある程 度決まってきます。

2、いろいろな癖

指しゃぶり、頬づえをつくなど悪い習慣を続けることで、顎の骨が変形してし まい、歯並びが悪くなることがあります。
その他にも、舌を突き出す癖や、噛み癖なども原因となります。
また、口呼吸も歯並びを悪くしたり、顔の発育に影響をあたえられていると考えられてい ます。

3、虫歯

永久歯が生えてくる時、乳歯は永久歯の生えてくる場所を確保する役割があり ます。
そのため、乳歯が虫歯になってしまっていて、そのまま放置して形が変わってしまったり 、抜歯をした場所をそのままにしておくと、永久歯が正しい位置に生えずに、歯並びや噛 み合わせが悪くなることがあります。
また、大人になってからの抜歯も同様で、抜いたまま隙間を放置してしまうと、歯が動い たり、親知らずに押されたりして、歯並びやかみ合わせが悪くなることがあります。

4、食べ方

子供時代に、よく噛まなくても食べられる軟らかい食べ物ばかり食べていると 、顎の成長期に顎が十分に発達できないので、小さくなってしまいます。
その結果、小さい顎に大きな歯が生えてくるわけですから、歯がきれいに並ぶ為の十分な スペースが確保できず、前後にデコボコとした歯並びになってしまいます。

5、口呼吸

鼻炎や扁桃腺肥大などの症状があり口呼吸を続けると、唇で歯を押さえる力が 弱くなり、口の筋肉のバランスが崩れて出っ歯や受け口の原因となったり、位置が異なっ たりします。

このように、歯並びが悪くなる原因には、いろいろありますが、癖や食べ方は気をつけれ ば改善できますし、虫歯もきちんとしたブラッシングができれば予防できます。
自分でできることから少しずつ始めていきましょう!

口呼吸について

呼吸は通常は鼻で行われますが、花粉症など鼻詰まりが続くと口で呼吸することになります。
また、低位舌、鼻疾患などでも口呼吸になりやすく最近、歯列不正の原因とも言われています。

空気を吸ったり吐いたりするのが、鼻からか、口からか意識していますか?最近は口で呼吸する人が多くなりました。
口呼吸は、さまざまな病気をもたらします。代表例としては、歯周病、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症などのアレルギー性疾患です。

歯周病は歯周病菌の毒素により、周りの骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯周病はサイレント・ディジーズ(静かなる病気症)とも言われ、症状がないままに病状が進行する病気です。痛みや歯の揺れに気が付く時には重症になっていることが多いです。

初期の症状に気づき適切な治療を行えば進行を抑えられる病気です。歯茎からの出血や腫れを放置せずすぐに治療を開始し、生涯自分の歯でおいしいものを食べられるようにしたいものです。最近口呼吸が話題になっています。歯周病と深い関係があり、注目されています。

なぜ口呼吸は歯周病が進行してしまうのでしょうか?

歯茎は本来は薄いピンク色ですが、歯周病の原因である細菌が歯茎の周りに残っていると、歯茎が赤く腫れます。歯茎の表面では歯周病菌が組織中に侵入しないようにリンパ球、白血球などの免疫細胞が集まり、歯周病菌と戦っています。それによって歯茎が赤く腫れてしまうのです。

この歯周病菌を唾液の自浄作用により、洗い流して歯茎を歯周病から守っていることも免疫作用をあげているポイントなのです。

口呼吸により、唾液が乾燥して歯周病により炎症が起こっている歯茎の部分に唾液の自浄作用もなく、またリンパ球、白血球が炎症部位に到達することが難しく、歯周炎を進行させてしまう要因といえます。したがって、口呼吸はドライマウスと密接な関係があるともいえます。

ドライマウスの詳しくはこちら

口呼吸をしていると、唇が乾燥して荒れてきます。前歯の歯肉も乾燥してプラークがこびりついて、虫歯、歯周炎、口腔乾燥症、口臭をひきおこします。

また、顎の成長や歯並びに悪影響をあたえ、不正咬合になるので改善が必要でしょう。

口呼吸check の方法

*お口を閉じて、鼻で呼吸ができるか3分計で確認します。
*鼻の下に薄いティッシュを細長く切り裂いて、付ける部分にちょっとだけ水で濡らし、貼り付けます。
 口呼吸をしていれば口の前のティッシュが呼吸に合わせて口の中に入ろうと内側に動きます。

  • 無意識のうちに口が半開きになる。
  • 前歯が出ている。
  • 下あごがでている。
  • 食事時、クチャクチャと音を立てる。
  • 唇が乾燥しがち。
  • 朝起きた時、のどが痛い。
  • 唇を閉じると、あごの先にシワがよって梅干し状になる。
  • 早食いである。
  • 「片噛みグセ」がある。

3つ以上あれば口呼吸 の可能性が高いです。

鼻の役割は大事

なぜ口呼吸が問題なのでしょう?
口で呼吸しても鼻で呼吸しても同じように思われますが、鼻は免疫に大きく関与しています。

1.空気清浄器の役割。

鼻毛や奥くにある繊毛(せんもう)は、埃や雑菌やウィルスや花粉などをシャットアウトします。

2.加湿器、加温器の役目

粘膜で雑菌、ウィルスを浄化し、また乾いた空気、冷たい空気が直接肺に入らないようにします。感染を予防し、呼吸をしやすいように気管の乾燥をふせいでいます。
ノドがヒリヒリしてくるのは口呼吸の可能性があります。かぜもひきやすいです。

3.匂い感知器

食事の時の味覚にも関係し、また、煙など火事など危険を察知します。

病を招く危険な歯並び、ご存知でしたか

「たけしの家庭の医学」って、患者さんの心理をつかんでいますね。「危険な歯並び」、少し解説してみましょう。

先日放映された「たけしの家庭の医学」で、「病を招く危険な歯並び」というセンセーショナルなタイトルで、歯列不正が取り上げられていました。その内容は、ズバリ「歯並びが原因で舌癌になった」というもの。この話題については、歯科医師たちのメーリングリストでも話題が沸騰していました。

番組によれば、舌癌の最大の発症原因は喫煙と過度の飲酒で、「不良補綴物(合わない被せモノ)」や「虫歯の放置」などがそれに続き、歯並びの悪さも、ガンを発生させてしまう危険因子と考えられていると言う。

それってホント??と思うのが多くの人たちの本音だと思うが、ネットで調べる限り、間違いではないようだ。

と言うのも、何らかの慢性的な刺激がガンを発生させてしまうことはよく知られており、舌癌も例外ではない。なにしろ歯と舌は24時間365日、一時も離れずに接触を繰り返しているのだから、それが「何らかの慢性的な刺激」と言うのであれば、これほどの「慢性刺激」はないだろう。

しかしフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、「舌癌」の原因として「慢性刺激」は示されていない。もちろんWikipediaは万能ではないし、間違いが指摘されることもある。同事典の「医療に関する記事については免責事項もお読みください」という注釈を読むと、「いかなる記事もその正確性はまったく保証されていません」とある。

では舌癌の原因として歯列不正はどうなんだろう。

今度は以前にもお話しした「舌癌 site:.ac.jp」で検索してみましょう。これは大学関係のホームページだけを検索する方法でしたね。結果は11200件もヒットしました。それらのひとつひとつの論文にまでは当たれませんが、抄録を走り読みする限りは「極めて深刻」というほどではなさそうですね。

どうしてこんな大雑把なことが言えるのか、怪訝な気持ちの方も多いでしょうね。もちろん、抄録と言ってもGoogleの検索結果に表示されたものを走り読みしているに過ぎないので、どれほどの信頼性があるかは、それこそ「正確性はまったく保証していない」ものなのですが、実はこんな方法もあるのですね。

まずGoogleの検索オプションという頁を開いて、検索結果の表示数を10件から100件に変更します。その上で、ページ内検索という方法で「歯列」とか「歯並び」を調べてみると、100件の検索結果の抄録のどこにも書いていない事がわかります。

もともとインターネット上の情報は学術論文を中心に普及してきた経緯があり、Googleが論文から抄録を抽出する精度はかなり高いと言われています。ただ、この結果を見て、「舌癌と歯列不正」の因果関係をご判断していただくのもよろしいのですが、もし少しでも心配がある場合は、歯科口腔外科を標榜している専門医の受診をお勧めします。

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