1.乳児の場合

鼻呼吸促進用おしゃぶり(8ヶ月位から)

鼻呼吸促進用おしゃぶり(8ヶ月位から)ピジョン社で売られている「鼻呼吸促進用おしゃぶり(8ヶ月位から)」などがありますが、長期間使用することでの害も報告されています、注意して使用しましょう。
詳しくは「日本小児歯科学会・おしゃぶりについての考え方」のホームページをご覧ください。

http://www.jspd.or.jp/public/about_pediatrics_04.htm

鼻呼吸促進用おしゃぶり」はくちびるを自然に閉じて、鼻で呼吸する習慣を身につけるグッズです。
生後4~5ヵ月の赤ちゃんは、母乳を飲む時に鼻呼吸をしています。
生後5ヵ月以降は、離乳食や声を出すことが始まり、口呼吸に変わってしまうケースがあります。
この装置を使い続けると口を閉じる習慣がつき、鼻呼吸への改善が可能です。
日本小児科学会や日本小児歯科学会などの意見では、なるべく2歳半までに「おしゃぶり」の使用を中止するようにと報告しています。

ピジョン(株)のホームページ 育児、マタニティー、介護用品等を製造、販売 http://www.pigeon.co.jp/

2.大人、子供の場合

治そうという意思が大切。
本人の頭で理解させ、徐々に改善に向けるのが一番よいでしょう。
口元を閉じることから始めて行きますが、口が開いてしまっていることも分からなくなってしまっている場合は、4センチ四方の薄い紙を唇だけで挟ませて、MFT(口腔筋機能療法)を行います。

紙を落とさないように唇を閉じて30分ほど鼻呼吸をしましょう。
正しい姿勢で深呼吸をしましょう。猫背は口呼吸になりやすいです。
カレンダーに、何回チェックが出来て、直っていくかをカウントして行くのも形として見える評価で励みになります、ご家族でやってみてください。

製品としては以下の様なものがあります。

パタカラ やオーラルスクリーン、は唇と歯の列の間に入れて使う効果的な道具です。歯科医院などで入手可能です。
* 癖がなかなか治らない時は、寝る時などに、紙のキズ絆創膏を、唇に2本縦に貼ってみましょう。
片方だけの鼻の詰まりならば、試しても問題は無いと思われます(決して強いテープは貼ってはいけません、唇が荒れている時は特に注意してください)。