歯ぎしりと歯周病の関係

歯ぎしりにはいろいろなタイプがありますが、共通していることは、歯周病を悪化させてしまうという事実です。

歯ぎしりは瞬間にぐっと噛んでしまうケース、24時間のうちほとんど上下の歯を接触させている場合など大なり小なり、普段の生活の中で歯に力をかけています。

ちなみに歯科矯正で歯が動く力は3gからといわれています。歯ぎしりは人によっては100キロ以上もの大きな力で歯に負担をかけている場合があります。

噛み合わせにかかる力はオクルーザーという力を診る機械で調べることができます。

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歯に大きな力がかかる歯ぎしりをそのままにすると、歯を支えている歯の周りの骨が影響をうけ、骨が吸収されます。

さらに歯周病菌の活動性が大きいと、歯茎に力と炎症の負担がかかり、歯がグラグラしたり、歯が抜けるなど歯周病が進行してしまいます。

したがって、歯ぎしりは食事などの歯や歯茎にかかる力の何十倍もの力が加わる為、睡眠時も無意識に歯ぎしりがある場合は一日の歯ぎしりをしている時間も長くなり、歯周病を悪化させてしまい、注意が必要です。

歯ぎしりの原因について

1.筋肉のバランスが悪くなっている

歯が痛いとき、詰め物や冠の高さが不適合なとき、歯を抜いたまま放置している時など、噛み合わせがおかしくなり、あごの筋肉の緊張がアンバランスになっているといえます。したがって肩こりにもなります。

2.精神的、または肉体的なストレス

寝ている間に多く、無意識に強く咬んでいます。噛み合わせに問題がない場合は、なるべくストレスをなくす様にすることが大切です。

3.パソコンやスポーツなど、集中力を必要とする場合

歯を接触して食いしばりなどの歯ぎしりの一種を引き起こしています。